極上の空間で、最上の時間を過ごせる幸せ…。
今宵はずっと気になっていた白金台の路地裏に静かに佇むフレンチ
『CIRPAS(サーパス)』
へ。
YouTubeやInstagramでもたくさんのファンのいる若き天才シェフ・「George ジョージ」こと吉田能さんのお店です。
グレーを基調とした落ち着いていながらムーディー過ぎない店内は、カウンター席8席ほど、そして2階には個室も完備。
よりよい料理の提供タイミングを考え、18:00、20:00スタートの2回転になっています。
乾杯はシャンパンSaint Vincentから。
■北海道 ウニ マドレーヌ 人参 鶏卵
スタートから出てくるなりその美しさにうっとりした一品。
上にはエディブルフラワーでアレンジ。
一口でパクリと…程よいマドレーヌの甘さとまさかのウニを合わせるのが印象的だね。
ちなみに器はほとんどが有田焼を使っていて、料理を引き立てるモダンなデザインもモロ好み。
■焼きナスのコンソメ 松茸 ラヴィオリ 百合根
ほんのり体を温めて準備運動!?
百合根がアクセントになったスープは、松茸の香りが秋を感じるね。
■ジュレとオシェトラキャビア 甘エビ サツマイモ ★いっしーリコメンド
蓋を開けた瞬間あまりの美しさにうっとりした逸品は、MacBookの壁紙にしたいくらい(笑)
崩すのが勿体無いよね…しかたなく崩すけど。。。
中には紫蘇の花や鶏のコンソメ、紅さつまなど。
ねっとりとしたエビを紹興酒でマリネすることで生臭さなどまったく皆無なんです。
■千葉 太刀魚 里芋 フォアグラ 16か月熟成生ハム ★いっしーリコメンド
このために買ったスライサーで薄くスライスされた生ハムとの塩味と、春巻きの皮のパリパリ感がなんとも斬新。
中にはホクホクの太刀魚やフォアグラが。
この三位一体!?四位一体!?感は、ここでしか味わえないな。
■北海道 毛蟹 ビスクのリゾット
出てきた瞬間、魚介の良い香り漂ようリゾットは小ぶりなポーションも最適。
イタリアン米をゆっくり火を通すことで、単なるアルデンテではない絶妙なテクスチャーに仕上げているんだ。
周りにはパプリカパウダーも。
■宮城 蝦夷アワビ パイ包み 大根 青のり
鶏の出汁と青のりによる磯の香りがまずは鼻腔を刺激。
パイ包み…っていうと肉が入っているイメージなんだけど、サーパスではなんとアワビを入れちゃうっていうね。
アワビがもちろん主役なんだけど、中に入った味が沁みやすい大根が助演男優賞ものの活躍です。
■長崎五島 クエ ソースデュグレレ
皮目をクリスピーに仕上げ、身はほぼレアにしたクエ。
白ワインとバターベースの濃厚ながらもくどくないソースは、クエのポテンシャルを最大限に発揮。
ほうれん草とディルも絶妙な脇役に。
■熊本 あか牛 リブアイ 黒文字 インカのめざめ ★いっしーリコメンド
あか牛は炭火で1時間半ほどじっくり火入れし、ご覧の通りの繊細ながらも絵力強いビジュアルに。
上には実山椒をおき、リブロースの最上級部位「リブアイ」は、シンプルにその肉のポテンシャルを味わえるアレンジに。
インカのめざめのピューレもまるでスイーツのような甘さに。
■カレーライス
これはコース外!?サービスで一口サイズのカレーも。
カラフルなピクルスも可愛すぎな、余った食材を使ったSDGSなカレー。
思いの外本格的な辛味の効いたカレーは、素材が良いから外さないよね。
■長野 シャインマスカット レモンタイム ディル ヨーグルト ★いっしーリコメンド
ジュレのシートでコーティングしたシャインマスカットと、ムースとグラニテ。
王道のシャインマスカットを使ったデザートは数多あれど、ビジュアルが高くこれほど上質な美味しさを追求したものは、なかなか出会えないんじゃないかな。
■口直しの一品
クリームシェリーのアイス。
どことなく紹興酒のようなお酒の風味を感じられる一品。
■カフェ プティ・フール
最後は酢橘の香りの一口サイズのフィナンシェ。
YouTuberが料理人!?って言う風に捉えると、なんか情報が曲がって伝わっちゃう気がするな。
確かに今の登録者数や再生数とかだったら、それだけでも食べていけるんだろうけど、シンプルに「この空間でこのシェフのこの料理を楽しくいただく」ことにフューチャーすれば、これほど高レベルなお店は他にそうはないと思う。
気軽に来れる値段じゃないのは間違い無いけど、その値段を払ってまでくる理由があるのも間違いない名店。
よし…またサーパスに来れるようにがんばろう…俺は本業とBlogで…ね(笑)
【CIRPAS(サーパス)】
050-5590-4650
東京都港区白金台4-2-7 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131602/13278638/