俺の中でモノを選ぶ基準に「徹底的にこだわりを持って作られたモノ」は素晴らしいっていうのがあるんですけどね。
まぁなんかのパクリとかじゃなくって、そこにクリエイティビティやホンモノ感があるってことが重要で。
それは食べ物とかでも言えることで、それが素晴らしかったのが今回紹介するこのお店。
『Ristorante kappas』
表参道駅から歩いて2分ほど…。
閑静な街並みにひっそりと佇む、イタリアの郷土料理を楽しめるRistranteです。
店内はご覧の通り、落ち着いた雰囲気の中「デート飯」にぴったりな雰囲気。
気負う必要はないけど、男性ならジャケットくらいは着てきたほうがいいかな。
今回はワインもほぼペアリング!?みたいな感じで色々いたじゃいちゃいました(笑)
■鮮魚のマリネ 柑橘とともに
鮮魚は身の締まり方がすごく弾力も十分なコチ、上にはフェンネルね。
淡白なコチに合わせるのは、サッパリ柑橘ソース。美しい器とも相まってとても清涼感の溢れる一皿ですね。
■ファアグラを巻いた栗粉のクレープ「ネッチ」森のフルーツをそえて ★いっしーリコメンド
周りにはいちご、ブルーベリー…。そしてハチミツのソース。
なんか見た目も可愛らしいデザート!?に見えて、実はちゃんとした食事メニューなんですね。
クレープにナイフを入れ口の中に一口入れると…。甘味からはじまり果物の酸味、そして何と言っても後から濃厚なファアグラの破壊力が…。
いやぁ…うまい!!今まで食べたことのない味なので言葉にするのが難しいんだけど…これほど見た目と味のGapが大きい料理って珍しいかも。
■イタリア産ホワイトアスパラガスとイタリア産の米「カルナローリ」7年熟成のリゾット
ホワイトアスパラガス、リゾット、香りが凄まじい、究極にアルデンテなカルナローリ。あえて先の方だけ強めに火を入れたアスパラは、ナイフを入れるとこれまた想像以上にサクッとした食感が新しい。旨味の染み込んだアルデンテなリゾットはとても芳醇で濃厚なんだけど、くどすぎずバランスがとても良いんだよね。
■自家製ロングパスタ「タヤリン」をウサギの白いラグーと幻のチーズ「カステルマーニョ」で
お初にお目にかかった超極細パスタ・タヤリン。多分普通に調理したら食感も何もないデロデロの素麺みたいになっちゃうところ、匠の技でなんとも心地よいアルデンテに。食感的には鶏に近いウサギの肉に合わせるのは、これまたお初のチーズ・カステルマーニョ。
結構強めの味付けなので、これくらいの量が正解なんだろうな。
次のお肉料理に合わせてスパイシーで破壊力のある赤ワインを。
そして合わせるナイフも自分で選べるんです。
■鴨胸肉のロースト、ハチミツとスパイスの香り高いソースで
まずは何と言ってもこの火入れの完璧さ。鴨独特の香りを残しつつも、イヤなケモノ臭のみ消しているのはさすがです。
もうこの時点でかなーりお腹いっぱいだったんだけど、少食男子の俺が残さずペロリといっちゃったんだから味は想像できるよね(笑)
■洋ナシのジェラート
最後はサッパリしていながらも、ネットリ感が少しエロスを感じさせるジェラートで締め…。あぁ名残惜しい(笑)
ワインとのマリアージュに関しては、全てイタリアのワインを仕入れてるので、その土地ごとの特徴を全て把握しマッチングさせてるのは見事としか言いようがないですね。
ソムリエさんのワインはもちろん食材の知識の豊富さもステキだし、食にうるさい俺の周りの人たちにも安心してレコメンドできるんじゃないかな。
当然お値段はそれなりなんで、俺が使うなら完全に勝負の「デート飯」や「アニバーサリー飯」だろうな。
本当はあんまり教えたくないけど、食べログ4点超えてんだからみんな知っちゃう(ってかもう知ってるか…)よね。
いやぁ…大満足のDinnerでしたよ!!!
【リストランテ カッパス】
050-5595-2151
東京都港区北青山3-9-2 AQUAビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13001966/